●●釧路の漁業について
釧路では、様々な漁業によって新鮮な旬の魚介類が獲られております。今までは、気にすることなく口にしていた魚介類がどのような方法でどの時期に獲れているのかを、この機会に覚えてみて下さい。
また、瀬野商店では釧路で獲れた新鮮な鮮魚を「旬の鮮魚」としてその時期に販売しております。是非、取扱商品をご覧になって下さい。商品についてのお問合せはお電話又はメールにてお待ちいたしております。
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●●釧路の海の特徴
釧路のおきあいは寒流と暖流がぶつかりあう場所です。寒流はいわゆる親潮で、栄養塩がたくさんふくまれているため、生物のえさとなる植物プランクトンや動物プランクトンが豊富です。
暖流は黒潮とよばれます。
釧路の沖合ではこれらの親潮と黒潮がぶつかりあって、潮目をつくります。
また、釧路港を中心にして東は岩石海岸で岩の海底がつづいています。
こうした磯にはコンブ類などの海藻が一面に繁茂しています。
これにたいし、西は砂浜海岸で砂質の海底がひろがっていて、大陸棚では徐々にふかくなっていきます。
ここに主要な漁場ができるのです。このような海の環境がさまざまな生物のすみ場所になったり、あつまる場所になって、釧路の海をゆたかにしています。
●沖合い底引き網漁業
魚種:スケトウダラ・マダラ・ホッケ・カレイ類・キチジ、他魚場:道東沖合・南千島沖合
漁法:トロール漁法・かけまわし漁法
漁期:通年(前浜は6〜8月は休漁)
●刺網漁業
魚種:スケトウダラ・マダラ・カレイ・メヌケ魚場:釧路沿岸
漁法:固定式刺網漁法
漁期:スケトウダラ−12月〜3月/マダラ−10月〜2月/メヌケ−周年
内容:錨等で網具を移動しないように固定した刺網を使用して行なう漁業です。
明け方に投網し一晩中留網して、1〜2日後に揚網します。
●エビ桁網漁業
魚種:エビ類・カレイ類・ホッケ・タコ・メヌキ・メンメ、他魚場:釧路沖海谷部周辺の主に西側の陸棚傾斜面にクモヒトデが多く生息する軟泥地帯がエビの好漁場である。
漁法:桁網漁法
漁期:3月〜12月
内容:釧路のエビ桁網漁業は、戦後の混乱した社会情勢の中で密漁小手繰船の転換漁業として、従来沖合い底びき船混獲していたエビ資源の開発に着目し、北海道立釧路水産試験場が昭和28年に地元の8〜9トン階層船5隻でトヤマエビを対象に試験操業実施したことに始まります。
この漁業は現在、小型機船底びき網漁業手操第2種漁業として許可を受け、水深200m以深の海域で操業しています。
桁網とは、木または鉄などの枠で網口を固定させた袋網を1本の引網で引く網のことをいいます。
●サケ・マス漁業
魚種:シロザケ・ベニザケ・ギンザケ・カラフトマス、他魚場:北緯●●度以上の日本200海里内及びロシア200海里内(合弁事業)
漁法:流し網漁法
漁期:5月〜7月
●イカ釣り漁業
魚種:スルメイカ・ムラサキイカ・その他魚場:太平洋海域では、恵山岬、苫小牧沖合、襟裳岬に至る西部海域、十勝沖合から花咲沖合に至る道東海域で主要漁場が形成される。
漁法:釣り漁法
漁期:7〜10月
●シシャモ桁網漁業
魚種:シシャモ・他魚場:水深30m以内の沿岸(河口および河川は禁漁区)
漁法:桁網漁法
漁期:10月中旬から11月下旬
●サケ定置網漁業
魚種:シロザケ・カラフトマス・サクラマス魚場:釧路海域
漁法:定置網漁法
漁期:春定置 4〜8月 ・ 秋定置 9〜11月
●ホッキ桁びき網漁業
魚種:ホッキ魚場:大楽毛沖水深20m以浅の海岸
漁法:桁びき網漁法
漁期:12月〜5月
●ツブ篭漁業
魚種:ツブ魚場:釧路沖水深50m以深の海域
漁法:篭漁法
漁期:4月〜10月
●カニ篭漁業
魚種:ケガニ・ハナサキガニ魚場:太平洋沿岸
漁法:篭漁法
漁期:(毛ガニ) 東部 3月1日〜7月31日(H6)・西部 自主休漁中
(花咲) 3月15日〜7月31日